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No.25
#名探偵コナン
諸伏高明✖️裏垢女子 ※少々下品
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誰にだって、ちょっとした息抜きとか一人だけのこっそりした楽しみとか、そういうものは必要だ。諸泉諸伏さんだって私がいないときは一人で読む本をいそいそ用意してるのを知ってるし、少しいいお酒や美味しいおつまみや、そういうものだってあってもいいだろう。
「だから、私だって一人の楽しみがあるべきです」
「別にそれが悪いとは言ってませんよ。ただ、どういう仕組みのどういうモノなのか、見てみたいだけです」
「プ、プライバシーの侵害です……!」
「違います、相互理解の努力です」
言い合いながら、諸伏さんが私が山にした掛布団を軽く叩いた音がする。この山から出てこい、というのだ。山から出てきて、その手に持ったソレを見せろ、と。
「へ、変態……! 諸伏さんの、変態!」
「あなたにそれを言われるのは非常に心外ですが、もうそれでいいです。変態の謗りは甘んじて受けますので、ほら。出てきて」
「ひぃ〜〜!」
ぎゃいぎゃい言いながら掛布団を掴んでる抵抗していたが、コウメイさんの、男性の力には勝てない。少しの抵抗の後に布団を取られてしまって、数分ぶりに見た蛍光灯の光が目に眩しい。
「あ……」
「……君と来たら、何個あるんですか」
布団を剥いだ諸伏さんが呆れた顔で言う。剥がれた布団の下には所謂大人のオモチャ、えっちなアダルトグッズが二、三個転がっていて、私は羞恥に俯いて丸出しの太腿をTシャツの裾で隠した。
聞いてない。だって今日は諸伏さんは大和さんと飲みに行くって言っていて、だからこんなに早く帰ってくるなんて聞いてなかった!
「……ひどい、こんなに早く帰ってくるなんて、聞いてなかった。騙し討ち」
「人聞きの悪い。敢助くんが、由衣さんが合コンに行くと聞き及んで飛び出して行ったんだから、仕方ないでしょう」
「そ、そうだけど、そうじゃない……!」
「で。これはどういう遊び道具ですか? どこにどう使うものか、教えていただいても?」
「へ…変態! 諸伏さんの、ド変態!」
ベッドの上に転がったオモチャを一つずつ取り上げてしげしげと見る諸伏さんは、全くの好奇心の目をしていることが憎らしい。少しでもいやらしい男の顔をしてくれれば誤魔化しようもあるのに、今の彼には『見たことのない面白い新しい好奇心を唆る何か』としか、それが見えていないのだ。
汁が少し、着いている。私がさっきまで使っていたオモチャを諸伏さんが手に取って、しげしげ眺めている。ボタンを押して、小さく振動を始めたそれを面白そうに眺めて、ボタンを何度も押して消したり、振動の強さを変えたりして、眺めている。
「成る程、何となくですが、どう動くかはわかりました。使ってみても?」
「…………如今人は方に刀俎たり、我は魚肉たり」
疑問系で聞きながら、諸伏さんはもう上着を脱いでベッドの上に私を押し倒している。
俎上の鯉とは、まさにこのこと。彼がいつも楽しそうに引用するのと同じように返せば、諸伏さんは少し驚いた顔をしてから、機嫌よさそうに笑った。
「別れの挨拶などしなくても、これから泣くくらいに気持ち良く、してあげますよ」
by request, Thank you!
(裏垢女子のオモチャが見つかった話)
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1375文字,
2025.07.01 20:35
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諸伏高明✖️裏垢女子 ※少々下品
誰にだって、ちょっとした息抜きとか一人だけのこっそりした楽しみとか、そういうものは必要だ。諸泉諸伏さんだって私がいないときは一人で読む本をいそいそ用意してるのを知ってるし、少しいいお酒や美味しいおつまみや、そういうものだってあってもいいだろう。
「だから、私だって一人の楽しみがあるべきです」
「別にそれが悪いとは言ってませんよ。ただ、どういう仕組みのどういうモノなのか、見てみたいだけです」
「プ、プライバシーの侵害です……!」
「違います、相互理解の努力です」
言い合いながら、諸伏さんが私が山にした掛布団を軽く叩いた音がする。この山から出てこい、というのだ。山から出てきて、その手に持ったソレを見せろ、と。
「へ、変態……! 諸伏さんの、変態!」
「あなたにそれを言われるのは非常に心外ですが、もうそれでいいです。変態の謗りは甘んじて受けますので、ほら。出てきて」
「ひぃ〜〜!」
ぎゃいぎゃい言いながら掛布団を掴んでる抵抗していたが、コウメイさんの、男性の力には勝てない。少しの抵抗の後に布団を取られてしまって、数分ぶりに見た蛍光灯の光が目に眩しい。
「あ……」
「……君と来たら、何個あるんですか」
布団を剥いだ諸伏さんが呆れた顔で言う。剥がれた布団の下には所謂大人のオモチャ、えっちなアダルトグッズが二、三個転がっていて、私は羞恥に俯いて丸出しの太腿をTシャツの裾で隠した。
聞いてない。だって今日は諸伏さんは大和さんと飲みに行くって言っていて、だからこんなに早く帰ってくるなんて聞いてなかった!
「……ひどい、こんなに早く帰ってくるなんて、聞いてなかった。騙し討ち」
「人聞きの悪い。敢助くんが、由衣さんが合コンに行くと聞き及んで飛び出して行ったんだから、仕方ないでしょう」
「そ、そうだけど、そうじゃない……!」
「で。これはどういう遊び道具ですか? どこにどう使うものか、教えていただいても?」
「へ…変態! 諸伏さんの、ド変態!」
ベッドの上に転がったオモチャを一つずつ取り上げてしげしげと見る諸伏さんは、全くの好奇心の目をしていることが憎らしい。少しでもいやらしい男の顔をしてくれれば誤魔化しようもあるのに、今の彼には『見たことのない面白い新しい好奇心を唆る何か』としか、それが見えていないのだ。
汁が少し、着いている。私がさっきまで使っていたオモチャを諸伏さんが手に取って、しげしげ眺めている。ボタンを押して、小さく振動を始めたそれを面白そうに眺めて、ボタンを何度も押して消したり、振動の強さを変えたりして、眺めている。
「成る程、何となくですが、どう動くかはわかりました。使ってみても?」
「…………如今人は方に刀俎たり、我は魚肉たり」
疑問系で聞きながら、諸伏さんはもう上着を脱いでベッドの上に私を押し倒している。
俎上の鯉とは、まさにこのこと。彼がいつも楽しそうに引用するのと同じように返せば、諸伏さんは少し驚いた顔をしてから、機嫌よさそうに笑った。
「別れの挨拶などしなくても、これから泣くくらいに気持ち良く、してあげますよ」
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